salm · salda · sallam
掘り起こした人参ひとつ、鍵のかたち、木の梁と軒
根は泥をつかみ、泥の上に樹は伸び、梁と軒が骨組みとなる
松の下、一炷の線香、寸ごとに滅して時を刻み、墨はすでに乾く
灰は砂に落ち、土に還る
残り香は木に沁み、梁をくぐって、古い時間へ
大門の鍵と同じかたち、生命を歴史へ連れて
根、生、人
掘り起こした高麗人参の、その根と大地の匂い。高麗人参とジンジャーの薬膳のように濃厚なトップから、次第にシダーウッド、パチュリ、インセンスのスモーキーな古木の香気が立ち始める。ラストのペルーバルサムの甘みが肉桂(ニッケイ)を思わせる独特の余韻を残し、連綿と続く東洋の記憶を静かに呼び覚ます。
SALMは、いずれのシリーズにも属さない一本。名は、韓国語の삶(サルム=人生)、살다(サルダ=生きる)、사람(サラム=人)——ひとつの音に重なる三つの語から採った、マイケル・ウォンの造語である。
トップ高麗人参 ジンジャー 糸杉
ミドルインセンス シダーウッド パチュリ
ラストベチバー ペルーバルサム サンダルウッド